100.「唯滅動心(唯(ただ)動く心を滅す)」

 100の掲載をすることができました。

 新箴言注釈「真理のひびき」箴言21「どんな場合にも 慌てない人になるには 平素の言動を 出来るだけ 落ちついて行う樣心がけるべきである」の最後に「唯滅動心 不滅照心 但疑空心 不疑住心」が載っています。これを、「唯(ただ)動く心を滅し 照(てら)す心を滅さ(不)ず 但(ただ)疑う心を空にし 疑う心を住さ(不)ず」と読み下しました。

 また、「昭和己巳(1931年)秋北海道講演ノ途次」と横に書いてあります。北海道にご講演されていることが分かります。

 心を動かさないことにより、冷静に判断できます。

 

・購入先(長良川画廊)から

「唯滅動心 不滅照心 不凝冗心 不凝住心 有事無事 常若無心 處喧處靜 其志唯一 制而不着 放而不動 處喧無悪 渉事無悩 是則大乗

昭和己巳(1931年)秋北海道講演ノ途次 中村天風

内容は極めて難解。唐代著名道士の司馬承禎による道教経典の一つ《坐忘論》より引用の痕跡あり。」