111.「誦句集 統一箴言」

 「人の生命は 宇宙の創造を司どる宇宙霊と一体である。

そして人の心は その宇宙霊の力を 自己の生命の中へ思うがままに受入れ能う働きをもつ。志か()もこうした偉大な作用が人間に存在して居るのは 人は進化の原則に従い 宇宙霊と倶に創造の法則に順応する大使命を与えられて居るがためである。

私は心から喜ぼう この幸いとこの恵みを!

私は今人の世のために何事をか創造せんと欲する意欲()に 燃えて居る。

そしてかくの如くに心を燃やして居れば いつかは 神は私に何を作為すべきかを教えたまうに きまって居る。

私は今 私の生命の中に 新しい力と新しい元気とを感じる。

私は今 心も肉体も新生しつつあるのである。同時に私は今 限りなき喜びと輝やく希望とに雀躍する。

それは私は今 神の叡智を真実に自分の生命の中に受入れる秘訣を会得したからである。

それ故に私の創造の力は 最も旺盛で且つ完全である。従って私の人生は昨日までの人生でなく、溌剌とした生気が溢れ、敢然とした勇気で漲って居る。そして何事をも怖れず 又(また)何ものにも怯(ひる)まず 人生の一切を完全に克服し 只一念宇宙霊()の心と一体化して汎(あまね)く人類幸福のために 創造に勇ましく奮闘せんとするのみである。」

 

運命を拓く 第七章 人間の生命の本来の面目 には、以下のように述べられています。観念要素の更改を行って、自己向上する人間になることが大切です。

 

 

 「人間の生命の本来の面目(本当の目的)は、“創造の生活”である。なぜ、人間の生命の本来の面目が、創造的に出来ているのか。それは、進化と向上を現実化するために、人間に、この本来の面目が与えられているのである。この生命の本来である創造意欲は、常に価値の高い目標で定めねばならない。それは、第一に、“自己向上”ということである。人間は、健康でも、運命でも、心が、それを、断然乗り超えて行くところに、生命の価値があるのだ!」(運命を拓く 第七章 人間の生命の本来の面目 より)