116.「誦句集 想像力の誦句」

 「私は今正に喜びと感謝に満たされて居る。それは宇宙霊()は人間の心の中に 想像という特別の作用を賦与して下されて居るからである。

そして宇宙霊()は 常に吾々を吾々の想像する観念通りの世界へと 真実に導き入れるべく其(その)準備を尽されて居る。

だから心して想像の作用を正確に応用すれば それはとりもなおさず 幸福の楽園へのよき案内者を作ったのと同様である。

かるが故に 私は能う限り可能的で高級なる想像の絵を心に描こう…ハッキリと明瞭に…

但しどんな事があっても 夢にも自分の生命を腐らし泥ぬるよう()な価値のない事は想像するまい。

そして宇宙霊()の定めた約束通り その想像の中から正しい人生建設を現実化する気高い理想を作り上げよう。

 

運命を拓く 第12章 理想と想像 に、以下のように述べられています。心の生活を豊かにするには、終始宇宙本体と同じように、"””””であらしめると同時に、理想もまた、終始、気高いものを心に描くことが大切です。

 

「宇宙を司る宇宙本体の力が、我々の心が取る態度と、まったく同じ態度では我々に臨む、という事実がある。何遍も言っているこの事実、これは峻厳なる事実なのである。事情に同情して左右されない。これを考えれば「まったくそうだ」とすぐ肯(うなず)けるはずである。

 「人間は万物の霊長だから健康的にも運命的にも豊かな感謝する生活ができるように作られている」

 

 そうするには、何を措いても、まず、第一に、心の生活を豊かにすることに、自分の考えをおかなければならない。心の生活を豊かにするには、もちろん、心で思ったり、考えたりすることが、功利的であってはいけない。終始宇宙本体と同じように、"””””であらしめると同時に、理想もまた、終始、気高いものを心に描いていかなければいけない。」(運命を拓く 第12章 理想と想像 より)