16.「ふたたびは 来たらぬものを きょうの日は ただ ほがらかに すごして たのし」

 叡智のひびき 箴言十五「苦を楽みに振りかへる事の出来ない人は人のよろこびを吾が悦びに為し得ぬ人と同様で謂(い)わゆる凡庸下欲の人である」の中にあります。天風会の「誓詞」にあるように、今日一日を価値高く生きる詩です。

 「自分だけのことを悦びとするような狭い、卑しい考え方で人生を活きると、なかなかもってそうやたらと自分の悦ぶようなことが人生にしばしば与えられるものではない。

 われら天風会員のごとく人生真理を正しく自覚し、「苦」をなおかつ楽しみに振り替えて活きられるお互いは、まことに至幸至福のものだと思惟せざるをえないのである。」(叡智のひびき 箴言十五 より)

 

・思惟:(物事の根本を)心で深く考えること。