17.「悲しくば あす 悲しまめ 今日の日は 光りうるおしく 吾れを照らすを」

 「運命を拓く」第六章 人生と運命(運命の誦句)の説明で16.「ふたたびは 来たらぬものを きょうの日は ただ ほがらかに すごして たのし」と共に使用されています。感謝と歓喜の感情をより多く持つことが大切です。

 「精神的歓喜こそは、自己の大本体に立ち返り、宇宙霊と合致しようとする順序の第一であり、そして宇宙霊は、歓喜に溢れる人々にのみ恵みを与えたもう。

 そして精神的歓喜は、その最大最高なるものを“功徳の布施”という。“功徳の布施”とは「喜びを頒(わか)つ行為」のことだ。もっと分りやすくいえば、親切と公平と歓喜の気持ちでの一切の行為である。

心というものは、人の生命と宇宙霊とのハーモニーという調子を合わせるダイヤルである。そして、そのときの歓喜と感謝の情は、人生の平安を讃美する音楽である。要するに、造物主と人間との一大調和を作る秘訣は、実にこういうところにある。」(第六章 人生と運命 より)