238.又辞シリーズ「十牛訓 第四図 得牛 又辞 1967年 旺春」

第四図は 得牛です。購入先の文章は以下の通りです。得牛は、心の汚れや迷いを取り除くための修行の過程です。

 

・以下、湘南堂書店(購入先) より

 

十牛 第四得牛之辞

艸連天捉得

渠鼻頭縄索

末全除分明照見

帰家路緑水

青山暫寄居

一千九百六十七年 旺春 天風

 

艸:くさ

渠:①みぞ。ほりわり。「溝渠」 おおきい。広い。 かしら。「渠魁(キョカイ)」「渠帥」 かれ。三人称の代名詞。 なんぞ。疑問・反語を示す助字。

 

 註

芳草天に連って渠

を捉い得鼻頭の

縄索末だ全く除かず

分明に照し見る帰

家の路緑水青山

暫く寄居す

  花押

 

・以下、webより

 

得牛:牧人は綱をつけて牛を捕らえました。逃げ出そうと暴れる牛と格闘が始まります。この場面は、心の汚れや迷いを取り除くための修行の過程を示しています。