45.「其志唯一」(その志(こころざし)唯(ただ)ひとつ)

 志(こころざし)について、天風先生は箴言15で以下のように引用されています。真理を自覚して、其の志に活きることが大切です。

「●孟子訓句(もうしくんく)

天の将(まさ)に大任をこの人に降(くだ)さんとするや必ずや先(ま)ず 

其心(そのこころ)志を苦しめ 其筋骨(そのきんこつ)を労(ろう)せしめ 其体膚(そのたいふ)を餓(うえ)せしめ 其身(そのみ)を空乏(くうぼう)せしむ と

  二千余年の昔、すでに一儒聖の心中に、この人生訓句の発案創作あり。真理を自覚して、大偈(たいげ)の欣喜生活という階級の高い人生理念を、生活の根本信条として、日々を有意義に活きる会員諸氏は、微妙なる共鳴を感通(かんつう)されることと、天風は断然確信する。」(叡智のひびき 箴言15より)