92.「真善美」

 前から、白色「眞(真)」・緑色「善」・朱色「美」と書いてあります。「成功の実現」の表紙と同じ順序です。

 

 「叡智のひびき」箴言注釈・箴言25に「真善美という事は人の心の何に該当するものかというに真と美とは本心に固有するもので善とは良心の能動より発動する情緒である」があります。その中で、「真、善、美という言葉は、洋の東西を問わず、古来より、いずれの宗教でも、それを「神」の心意(しんい)なりといっている。神は「宇宙創造の根本主体=万物能造のヴリル(活力)の発生根元素」」とあります。宇宙から生れた私達は、「真善美」に基づき、本心・良心で生きることが大切です。

 

・以下、箴言注釈より

 「真、善、美という言葉は、洋の東西を問わず、古来より、いずれの宗教でも、それを「神」の心意(しんい)なりといっている。

 そもそも「神」と称されるものは、これを科学的に論定すれば、すなわち「宇宙創造の根本主体=万物能造のヴリル(活力)の発生根元素」に対する尊称にほかならない。

 どういう理由で「神」なるものの心意が真善美なりと言われるかというに、哲学的に思料(しりょう)しても、また科学的に考定しても、宇宙創造の根本主体の作為のすべてが、換言すれば、万物能造のブリルの能動現象(その活動状態とその結果のいっさい)がいかなる場合にも、真、善、美そのままで、それ以外の何ものでもが他に絶対にないがためである。」(「叡智のひびき」箴言注釈 箴言25 より)