112.「誦句集 信念の誦句」

「信念 それは人生を動かす羅針盤の如き尊いものである。

従って 信念なき人生は 丁度長途の航海の出来ないボロ船の様なものである。かるが故に私は真理に対してはいつも純真な気持ちで信じよう。

否、信ずることに努力しよう。

も志()も疑うて居るような心もちが少しでもあるならば それは私の人生を汚がそうとする悪魔が 魔の手を延ばして私の人生の土台石を盗もうとして居るのだと 気をつけよう。」

 

運命を拓く 第八章 人生の羅針盤 で、以下のように述べられています。「信念を煥発する」ために、鏡を利用する自己暗示法を真剣に実行することが大切です。

 

 「今日は、人間の心の力を、絶対的な強さにする必要な根本要素ともなるべき、極めて重要な事柄について悟ることにする。人生の真理を、悟ったというのではなく、理解したというだけのことだ。理解と自覚はまったく違う。理解というのは、ただわかったというだけであり、自覚というのは、本当に自分の魂に受け入れたことなのである。

 どうすれば信念が確立され、どうすれば信念が強くなるのか。それにはまず「信念を煥発する」ことである。信念は煥発しなければ、強くならないのである。信念は出たくてうずうずしているのに、消極的な観念がそれに蓋(ふた)をしていて、諸君の心の底の底の底に、いつのまにか下積みにされてしまったのである。

 

 あの鏡を利用する自己暗示法を真剣に実行しさえすれば、信念はどんどん煥発されるはずである。」(運命を拓く 第八章 人生の羅針盤 より)