99.「かなしくば 明日かなしまべ 今日の日は 光りうるおしく 吾れを照らすを」

 天風先生は、この言葉を多く書かれています。「ほんとうの心の力」のp194「今日という日」に載っています。今日の日、この日だけでいいから光りうるおしく活きることが大切です。

 

 「明日という日は永久に来ないからこういったのだ。諸君は、今夜、寝て、起きれば、明日が来る、と思っているだろう。寝て、覚めて、明日になってごらん。明日が今日になるから・・・。だから、明日という日は、日向(ひなた)の影法師と同じで、いくら追いかけても掴まらない。だから、悲しくば明日悲しめばいい・・・。明日悲しもうと思って、翌(あく)る日、目が覚めると今日になるから、また明日になる・・・。」(「ほんとうの心の力」のp194「今日という日」より)