142.「十牛図 第二図 見跡(けんせき)」

 十牛訓の第二図 見跡です。この詩は、本に書かれている詩と同じです。「牛(真の自己)の足跡(手掛り)を見つける。」段階です。この詩は、廓庵(かくあん)禅師のものと言われています。

 前回の十牛訓シリーズは、頌でした。今回は、詩です。

 1951年 天風会夏季練成会と書いてあります。当時は、「練成会」と言っていたようです。開催場所によるのかもしれません。

 

色紙 表

 「見跡

こころざ(さ)し 深きみやまの かひありて 志おりの跡(あと)を 見るぞ()うれしき」

色紙 裏

 昭和267月天風会夏季練成会 十牛の図 二.見跡

 

 

頌(ショウ・ジュ・ほめる):人の美徳をほめたたえて詩歌にする。功徳をほめる。ほめことば。「頌歌・頌辞・頌徳・頌美」。たたえて祝う。